夏が来ると欲しくなったもの

 

f:id:suitouro:20150423055958j:plain

 

今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」
〈春のブログキャンペーン 第3週〉

 

 ぼんやりした子供だったので、その時々の自分の状況や欲求が自分でもよく分かっていないことが多かったような気がします。大人になってから、あの時の自分はあれが欲しかったんだと改めて気付くこともあったり。幼稚園に通っていた頃の私が「欲しい」と自覚できていたのはオモチャや絵本、好きな食べ物、かわいい雑貨のような見た瞬間に「あれがあったら嬉しい!楽しそう!」と判断できるような物でした。

 ラメが入った透明のラバーサンダルもその一つです。普段遊ぶときは周りの子も皆スニーカーなのですが、毎年夏の近場へのお出かけにはこんな感じのサンダルを履くのが流行していました。夏休み中、外出先で会った友達が履いていて、なんだか大人っぽくて羨ましかったのを憶えています。夏が来るたびに親にねだってみたものの「足が痛くなるから」というぼんやり園児でも納得せざるを得ない理由で却下され手に入れることはできませんでした。(合う靴が少なくてよく靴擦れしていた。)


 大人向けのラバーサンダル(ラバーパンプス?)もあるので今なら履けないこともありませんが、残念ながらあの頃ほどには魅力を感じなくなってしまいました。夏のお出かけにちょっと大人っぽい靴を履くというスペシャルな感じが大事だったのかも。